教育

中学受験 学校説明会や学校見学は沢山すべき?少ない方がいい?

中学受験学校見学は沢山した方がいいのか?

娘が小学3年生になってから私立中学の学校見学を始めて、約1年間で46校中高一貫校の説明を聞きました。

学校の見方は、前にも「早い?早くない?私立中学校見学を小学3年生で始めるべき理由」でもお話ししましたが、3年生から学校見学を始めてみて、ようやくこの6月に大体の学校チェックが終わりました。

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偏差値が70台のものから、30台の学校まで、とにかく学校の説明を聞いてみて思ったことがあります。

学校を見すぎて「迷う」ということは無い

ということです。
46校見たからこそ、見得てくるものがあったので、今回はそのお話しをしたいと思います。

中学受験学校選び 気になる学校は話を聞いてみる

中学受験学校選び 気になる学校は話を聞いてみる
まず私が実際に話を聞いた私立、公立中学46校のざっくりした内訳をお話しします。

伝統校と呼ばれる桜蔭、雙葉、女子学院の御三家から2019年新設校のドルトン東京学園まで私立中高一貫校42校。
そして公立中高一貫校の小石川、白鴎、九段、桜修館の4校。私立を中心に幅広くいろいろ聞いてみてみました。

共学校、女子校関係なく、とにかく少しでも「気になったら説明を聞く」の繰り返すこと46校。

でもそうは言っても…46校も見たら、迷って決められないんじゃない?

と思いますよね。
ところが、学校を見れば見るほど…自分の中にある「教育における子どもへの思い」や、子どもの特徴や性格などを深く考えることが出来るようになり、自然と志望校がしぼられていきます。

もちろん、通学時間や、通学手段、授業料や寄付金についても中学によって様々なので、そこも志望校を決めるのに大きく関わってきます。

実際、46校見終わって、

志望校

偏差値60以上 2
偏差値50以上 3
偏差値40以上 2

に落ち着きました。
46校もあったのに…残ったのは7校。

ですがどの学校も、娘にとって、私にとって「素晴らしい」と思える学校ばかり。

7校の学生生活を想像して、夢がひろがります。
まぁ、もちろん一番は第1志望の学校ですが…(笑)

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中学受験 小学4年生の第1志望の決め方

中学受験 小学4年生の第1志望の決め方
では実際に、まだ子どもの偏差値的にも不確かなこの状況でどうやって第一志望の学校を決めるのか…。

それは…子どもに決めてもらいます。

とはいえ、選んでもらう前に5校くらいセレクトして、実際学校を見に行って決めてもらうのですが。

うちの子の場合はもう単純で……。
文化祭を見に行くなり「あたしここ入る!」と言い出していました。

ただ、3、4年生の「ここ入る!」は、多少その後にブレがでるので、当座の目標…くらいに思っておくと、高い偏差値の学校であっても気持ちが楽です。

うちの娘さんも、ご他聞に漏れず…偏差値60以上の学校に入りたい…と言っているので、とりあえず4年生もガンガンがんばってもらうしかありません。

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中学受験校が絞れれば、子どもの個性と自分の教育観が見えてくる

中学受験校が絞れれば、子どもの個性と自分の教育観が見えてくる
中学受験の学校選びは、学校という媒体を通して自分の子どもを見つめなおし、学校が持つ教育理念を通して、親である自分がどういった教育を望んでいるのかを見つめなおすことができます。

この2つの「見つめなおす」は、本当に大きな収穫でした。

最初、なんとなく中学受験を考え始めた私。
決めたきっかけは近所の中学校の生徒が、タバコを何本もふかしたようなすごい臭いとともに障害者用のトイレから大勢出てきた時。「この環境に娘を放り込むのは嫌だなぁ」くらいの小さなキッカケでした。

でも、様々な学校を見るうちに「親として子どもに与えたい環境」のはっきりとしたイメージができるようになりました。

私立中高一貫校が公立中学校と一番大きく違うのは、「学校教育の理念」が明確かつ具体的にあるところでしょう。

私立中学は、中学3年間と高校の3年間、この6年間でどんな人間に育てるのかを様々な角度から研究し、授業に反映させます。さらには、さまざまな体験も用意してくれます。

それぞれの学校の特色や授業内容、説明を聞くだけで、「あぁ、この学校いいなぁ」という学校と「ここは合わないな」という学校が本当にはっきりするのです。

また、自分の子どものことも客観的に見ることができるようになります。
小学3年生にもなると、学校での立ち居地もある程度わかり、勉強への取り組み方や、教科の好き嫌いなどもはっきりしてきます。

うちの娘の場合は、作文が得意で、漢字テストもよく出来、宇宙の話よりは身近な植物の色や形の方がきになり、社会は歴史を面白がる…という文系中の文系。

さまざまな理系の素晴らしい中学校はありましたが、実際見せにつれていってもどこか上の空で、体験授業の実験にも身が入らないようでした。

そうかと思うと、学校見学が終わるやいなや英語の勉強を始めたことがありました。

ママ
ママ
どうして英語の勉強をしているの?
ムスメ
ムスメ
今日見にいった学校が、このテキストと同じところを勉強していた。
ムスメ
ムスメ
だからここを勉強したら中学生みたいになれそうなきがするの!

言われてみれば確かに…学校見学のときに授業中のクラスを何クラスか見て、英語の授業をしているクラスもありました。

私もいっしょに見学をしていましたが、授業の内容ではなく生徒の方ばかりを注目していて、まったく授業の内容は気にせず…。

まさか、娘が授業の内容を見ていたなんて。

学校見学に行くたびに驚くのですが、娘が学校に気持ちが動く瞬間は、必ず私の想像と違っているということです。

そんな娘を見るたびに、娘の性格を客観的に見る機会が増え、より「行きたい学校」が明確になりました。

ご縁がある学校を探し、子どもに最高の教育環境を 中学受験

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46校の中から選んだ7校は、どの学校になっても内容には満足しています。

ご縁がある学校が いい学校

という言葉がありますが、この言葉の本意にはこんなことが隠れているとおもいます。

各学校が用意する試験問題は、「この問題、この教育に興味のある子に入ってきて欲しい」
という学校からのメッセージです。

そうしたメッセージを受信することができ、解けたからこそ、学校に入ってより子どもの能力の華が開くように思います。

もちろん、娘が希望する第1希望に入って欲しいのですが、そうした後悔の無い選び方をすることで、娘と中学受験を走り抜けることができると思います。

受験間近になって、あわてて見た事もない学校を受けることにならないように……。
参考にしてみて下さい!

まずどんな学校があるのか知りたいのならこちら!

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illustration by 河西紀明

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