今回は、中学受験について書きたいと思います。
といっても、中学受験の入り口のお話です。
小学校3年生の2月には新4年生として中学受験をする多くの子達が塾へと入っていきます。
でも最近はだんだん入塾の時期が早くなってきて、3年生の春早々にもう入塾を締め切った大手塾の校舎なんかも出てきたそうです。
お恥ずかしい話……私はそうした話に翻弄されてしまって、ジタバタしたりしていました。
そもそも、中学受験ってなんなのでしょう。
↓参考記事:中学受験を考え始めたら読んでみよう!↓
ちょっと前までは、「都立の中高一貫校なんてステキ! 学費は公立といっしょで質の高い授業が受けられるなんてすばらしい!」と思って、調べたりしていました。
↓参考記事:中学受験のお金のことを知りたくなったら↓
Contents
私立中高一貫校と公立校との差
いろいろな中学受験合同フェアなんかに行ってみて、私立校の話を聞いてみると、「中学高校の6年間で私立と公立でこんなに差がついちゃうの!?」っていうくらいいろんなことに差がつくことが分かりました。
公立に比べて先生が他の学校に転勤がない
先生の転勤(移動)がほとんどないので、先生の授業の質は常に一定で、先生同士も勉強会を開くなどして、授業の質を年々高めるので一定の水準で授業を受けることができます。
カリキュラムにも変更が少ないです。母校に尋ねるとだいたい教わった先生がいらっしゃるのもいいようです。
公立校の授業時間数と比較すると授業時間数が大幅に違う
私立中学は中学3年間で、公立+500時間(2ヶ月分くらい)授業時間があるそうです。
よって、高校2年生までに高3までの範囲が終り、高校3年生は受験モード1色となることができます。
公立にくらべ、補習授業、夏休みの夏期講習などが豊富
私立の学校にもよるが、学校によっては塾に行っていない子がほとんど。
その理由は、学校の授業や補修などで勉強が網羅される以外にも、夏休みに開催される夏期講習や、特別講座などで通常の勉強のほとんどが網羅されるそうです。
また、放課後に塾へ行かないですむので、それだけ時間もでき、充実した部活生活も送れます。
キャリア教育が公立にくらべ豊富
そもそもキャリア教育とはなんでしょう?
大学へ行くことを目標にするのではなく、その先にある自分の仕事や、やりたいことを自ら見つけるための教育。
私立では自分の夢を中高6年間でじっくりと考え、育てることができる環境が整っています。
それが私立の中高一貫校最大の魅力なのかもしれません。
私立中高一貫校では、さまざまな職業の人の講演会や、学校によっては海外の有名企業のCEOなどを呼んで、ディスカッションなどを行い、子どもたちがさまざまな職業に触れることが出来る。
学校を卒業した先輩から大学進学後の話を聞いたりすることで、自分の将来について想像することができ、自分のために何が必要なのか、本当の意味での将来を考えることが出来るようになります。
などなど、少し書き上げただけでもこれだけあります。
もちろん学校によって違うので、一概には言えませんが、私が聞いた学校はほとんどがこんな感じでした。是非いろいろな学校の門を叩いて聞いてみてください。
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私立中学校合同説明会を効率よく回ろう
さて、タイトルにも挙げました私立中学校合同説明会を意義のある、効率よく回る方法について、今回は説明いたします。
中学受験の考え方として、学校をじっくり選ぶなら、小学校3年生くらいからおすすめです。なぜなら4年生で学校を10校くらい選ぼうとすると、その3倍である30校の話を聞く必要があります。
さらには、学校で行われる説明会や文化祭にいこうとすると膨大な見学の数になります。自分にあった学校を見つけるまでには時間がたりず、「この学校はちょっと話を聞いただけだけど併願校だからまあいいか」などとあまり見ていない学校を選択肢に加えることになってしまいます。
そういったことにならないように、3年生で念入りな下準備である「学校の話を聞く」→「学校説明会に行く」→「文化祭、オープンキャンパスに行く」をクリアすることで、4年生では厳選した10校をじっくり検討することが出来ます。
もう一つの利点としては、まだあまり子どもの偏差値が出ない時期なので、御三家と呼ばれるトップ校の学校見学、説明会、文化祭に行っても恥ずかしくありません……!
ではまず、私学合同フェアに行ってみましょう。
1.見たい学校を決める
まずは、見たい学校を決めましょう!
とはいえ……まだ自分の子ども偏差値も見えないし、どの学校がいいかも分からない。
そこで、最初は有名な学校や気になる学校で大丈夫です。
合同説明会に参加している学校の中から気になる学校を4つほど選んだら、人気校から順番を決めます。
2.フットワークよく動く
3年生で行く合同説明会は、親だけで行きましょう。
3年生の子どもを合同説明会に連れて行かない理由ですが、最初の合同説明会は、どにかくガチャガチャしていて、人が沢山いて、並んで、子どもに面白いことはありません。子どもが3年生のうちは親だけで、サクサク周りましょう。
4年生からは、いよいよ学校を絞っていくので、子どもと一緒に行くといいでしょう。
3.効率よく回るための持ち物
持ち物はリュックサック、飲み物、メモしやすいノート、筆記用具。
とにかく沢山パンフレットをもらうので、手で持っていると手が痛くなります。
飲み物も、広い会場内では売っていないことがほとんどなので、1本持ちましょう。
メモは、学校の説明を聞くときに使います。
歩きやすい靴もあるとよりGOODです。
さながら、登山のようですね。
4.朝いちから行動する
開場時間には現地に到着しましょう。
9時開場であれば、8時50分ごろには現地に到着するようにしましょう。
開場時間から後になればなるほど、人気校は1時間、2時間待ちになってしまいます。
上記の【見たい学校を決める】でも述べましたが、是非とも最初は人気校から行きましょう。朝のうちなら20分ほど並べばお話を聞くことができます。
5.情報は多く仕入れる
いろいろな合同説明会に行きましょう。
合同説明会によって、参加校が違います。カトリックの学校フェアや、女子高、男子校フェア。埼玉や千葉など地域限定の学校説明会もあります。
できるだけ、みたい学校がまとまっている説明会を探して、効率よく行くといいでしょう。
桜陰、女子学院などは参加している合同説明会が少ないので要注意です。
6.事前に確認事項を整理する
学校への質問ですが、
・学校の理念と特色
・授業数と、授業内容
・キャリア教育はどんなものがあるか
・最終下校時間
・塾にはどのくらいの子が行ってるか
・補習、補講、勉強のフォローアップはどんなか
・いじめへの対策は?
などを聞くと、いろいろ学校のことが見えてきます。
会場に持っていくノートの最初のページにでも書いておくと、短い時間でどんどん聞けるのでおすすめです。
この質問をすることで、学校の対応が本当によく見えます。
とある学校では、いじめの質問をしたら「逆に聞きますけど、いじめの無い学校なんてあるんですかねぇ!?」とキレられてしまいました……。
他の学校では、いじめ対策を事細かに説明してくれ、そういった学校には好感がもてました。
「10分くらい言葉を交わしたくらいで、学校の雰囲気なんて分かるの?」と思われるかもしれませんが、私としては「案外わかる」というのを実感しました。
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おわりに
以上となります。
これらを準備したら、どんどん行ってみましょう。
3月以降から8月くらいまでにさまざまな説明会があるので、是非足を運んでみて下さい。説明会に来ているのは、目指す学校の先生なので、意外にも学校の雰囲気が分かります。
また、それぞれの学校を1日に4校回るのは無理ですが、合同説明会は一気に回れるので本当に便利です。
ここで学校を8校くらいにしぼったら、いよいよ学校見学です。
↓学校見学について、こちらの記事がオススメです↓
また、記事冒頭でもご紹介しましたが
↓参考記事:中学受験を考え始めたら読んでみよう!↓
↓参考記事:中学受験のお金のことを知りたくなったら↓
中学受験の船出は、是非合同説明会で!
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