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中学受験 女の子の算数苦手を克服する 算数を伸ばすための方法

中学受験 女の子の算数苦手を克服する 算数を伸ばすための方法

中学受験といえば「算数」と言われるほど、算数は中学受験のネックです。
特に女の子は算数が苦手な子も多く、偏差値でも男の子に確実に負けます。

でも、ここで大事なのは、女の子流 算数のやり方です。

根がまじめな子が多い女の子は、小学校2年生までは、繰り上がり繰り下がりの計算と九九さえ超えれば、計算力でなんとかなっていました。

でも小学校3年生になると、計算力だけでは算数を乗り越えられなくなってきます。

女の子が

  • どうして算数が苦手になってしまうのか?
  • 苦手な算数をどうしたら克服できるのか?

を、小学3年生以上の女の子の算数の取り組み方について、今回は書きたいと思います。

うちの娘は、この方法で算数の苦手を克服できました。

女の子はなぜ算数が苦手なのか

女の子はなぜ算数が苦手なのか

抽象的なものが苦手

うちの娘もそうですが、女の子は抽象的なものを苦手な子が多いです。
例えば、具体性がなく感情移入もできない、「台形の面積を求めなさい」という問題。

(上底+下底)×高さ÷2

という式に対して、娘はだいぶ苦戦していました。

この「÷2」がどうしてこうなるのか、想像ができないのです。
なんとなく、公式を覚えて計算を出そうとするからわからないのかな…と思い、図を描いて説明をしました。

すると娘の頭の中には、ひっくりかえってくっついているもう一つの台形が見えておらず、分かっていないということが分かりました。

この図を頭の中で描くことが、女の子は苦手なのだと思います。

分かったフリ

また、女の子の算数を苦手にする大きなポイントは、「分かったフリ」です。
自分がどう見えるか、が気になってくると分かっていなくても分かったフリをしたがります。

ここが、女の子の算数分岐点なのでしょう。

うちの子も

  • 分からない問題は答えを写す
  • 分からなくても知っているフリをする

など、していました。

親の一言

そして最後にもう一つ。
私たち親の一言。

これが算数嫌いに拍車をかけています。

ママ
ママ
なんでもっと綺麗に書かないの?
ママ
ママ
数字書き間違えているよ
ママ
ママ
なんでこんな簡単な計算ができないの?

これらの算数に関係ない言葉は、苦手な算数をさらに苦手にします。

昔、とある講習会でこのような実験があったのだそうです。

とある実験にて

二人ペアにして、
一人は鉛筆の芯を持って字を書く。

もう一人は横でずっと

  • 字が汚い
  • 書くのが遅い
  • どうしてもっと早く書けないの?

と言い続けます。

そうするとどうなるか……。

芯を持って書くのは想像以上に不安定で、大の大人でも綺麗に字を書くのは至難の業なんだそうです。

それなのに、横でずっと言われ続ける注意…。
机をひっくり返したいくらいムカついて「もうやらない!」と言いたくなるのだとか。
子どもに字のことで注意をし続ける…というのは、結局は勉強を嫌いにさせているだけなのかもしれません。

では、具体的にどのようにしたらいいのか…算数に向き合うための方法を次に解説します。

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算数の苦手をなくすために、克服方法5つ

算数の苦手をなくすために、克服方法5つ
算数は、計算が得意な子がよく出来る教科ではありません

女の子の算数の高め方はコツコツやる以外にはないのですが、それよりも前にやらなければならないのが「できない自分、分からない自分と向き合う」という作業です。

女の子はこれが非常に苦手です。

何よりも、算数が抽象性を増す頃に、自我が芽生え、「誰だれ君が好き」など好きな人が出来る事で、「自分が他人からどう見えるか」ということが気になってきます。

ですので、算数ができない自分にイライラし、算数が解けない算数嫌いになってしまうのです。
それを「算数が解けない→何度も解いて理解してみる→わかった!」に変えなければなりません。

そのためには

親の声かけと、第三者の「褒める力」

です。

1 算数の答え合わせは子どもにやってもらうこと

この〇×を自分でつけることが、自分の出来ないことを認める第一歩になります。

2 字の綺麗汚いは、とりあえず算数は置いておく

算数だけでも嫌なのに、字のことまで言われるともう全て嫌になってしまいます。

3 親の褒め褒め声かけ3つ

  • わからない問題がわかったのが偉い
  • ちゃんと間違えた答えにバツをつけたのが偉い
  • やり直したのが偉い

と声を掛けます。

バツをつけて褒められるだなんて、なんだか不思議な話ですが、間違えた問題を指摘するのではなく、

間違えを間違えと認められたことを褒めるのが大事

なのです。

親の寄り添い方(一例)

1.間違えたところは
「どうやったら出来るようになるか考えてごらん」
で、まずは自分で考えることを促す。

2.無理そうだったら
「塾の先生に聞いてきてごらん」
と、送り出す。

3.塾の先生と関係が出来ていないようであれば
「一緒に考えてみよう」
と、親が寄り添う。

ちなみに、塾の先生に質問が出来るようになる秘訣はこちらのブログです。

塾で質問ができない! 先生に質問に行けないわが子を質問できる子に!
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4 塾の先生や第三者に算数をまかせる

上記に「一緒に考えてみよう」と寄り添うと書いたのに、何言ってんだ…という話ですが、実は算数にせよなんにせよ、伸ばすためには自分で考えるようにならないとどうにもなりません。

3に書いたのは「算数アレルギー」の応急処置なだけで、根本治療としては自分で考えるようにするしかないのです。

それには、第三者に習うと親がそばについて解かせるよりも、ぐっと一人で考えて解くようになります。

5 抽象化になれるために、図形問題を絵に書く練習、そしてパズルなどで練習する

文章題が苦手な場合なども、文章を絵に描けるようになると算数が把握できるようになります。

最初は図形を描いてみせたりして、次はその図形を隠して子どもに描いてもらうのもいいでしょう。

図形は一朝一夕では身につかないので、図形で想像したほうがいい算数問題については、コンスタンスに描き続けることをおすすめします。

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算数を苦手にしないことが大切

算数を苦手にしないことが大切
算数を得意にする」ことはできなくても、「算数を苦手にしない」ことはこれだけのことで出来ます。

苦手にしないポイント

女の子は自分が出来ないことを認められると、
勉強についてかなりの伸びを見せます。

算数を伸ばすために

  • 褒める声かけ
  • 第三者に算数は習う

を、ぜひ実行してみて下さい。

親が教えると、どうしても客観視できず感情的になってしまいます。

私自身も「私は算数が得意だったのにどうして娘はこんな単純な計算を間違えるのか」と、瞬間湯沸かし器のごとく、すぐに熱くなってしまい「そもそもあなたは…」なーんて、余計なところまで怒ってしまうこともしばしば。

本当にもう、トホホな親です。
なので、塾にお任せします。

子どもに寄り添うとは?

とはいえ、親が寄り添っているのも大事なので、私は娘と一緒に娘の塾の近くまで行き、カフェで原稿を書いて待ったりしています。

今も、まさに娘は塾でテスト中なのですが「ママもここで働いているね、終わったら一緒に帰ろう」と言って、娘が一人でないことを伝えています。

ママ
ママ
まぁ、これはうちの子が一人っこだから
できるのかもしれません。

でも、要は勉強以外のところでも寄り添うことができればいいのではないかな?と。

お父さんが仕事帰りに塾によって迎えに来てくれる。
帰り道、いつもなら自転車や車で帰るけど、ちょっと二人で歩いて何でもない話をしてみる。

そんなちょっとしたことが、寄り添いになります。

子どもに寄り添い、そして子どもの算数の苦手克服するためにに一番親がしなければならないことは

まとめ
  • 算数ができない娘を認める。
  • できない問題に果敢に挑む娘を褒める。

この2点。

案外子どもの算数を苦手にしないために、親がすることは、良いドリルを買うことではなく、なんでもない声掛けなのです。

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