はじめに
子どもに中学受験を判断してもらうのはいつですか?
3年生?4年生?5年生くらい?
良く他の人から聞くのは、
「みんなが塾に行き始めたから、『あなたも中学受験してみる?』
って聞いたの、そしたら勉強が嫌いだからイヤだっていうのよー。
だからうちは中学受験しないわー」
という言葉。
もちろん、これは建前でそれぞれの家庭の事情があって、伝え方の一つとして言っているなら大丈夫です。
人それぞれ、いろいろな考え方はあります。
でもこれが、本当に言葉通りの意味なら、ちょっと危険です。
子どもの勉強嫌いは、親や学校の授業が勉強をつまらなくしていることが大きな原因です。
そんなあやふやな理由だけで、判断してしまっていいのでしょうか?
子どもに無理強いはしない でも可能性は見せてあげたい
もしも「小学4年生だし、もう子ども自身で決められる」
というのであれば、是非文化祭やオープンスクール、男の子なら体育祭なども連れてってあげて下さい。
公立中学校、公立中高一貫校、私立中学校、いろいろあります。
(公立中学の場合は、授業公開を一般向けにやっている日があります)
しっかりと各中学校のポイントやカリキュラムなども説明し、子どもが受けられる教育の可能性を見せてあげて下さい。
とはいえ、見せる前に親が徹底的に調べることも大事!
適当に「ここ有名だから…」と何も調べずに見に行くのは危険です。
万が一、たまたま見に行って子どもが気に入った私立中学校が、保護者会活動がすごくて、授業料が通常私立より高くて、しかも寄付金も1口10万円を3口から!…なんてことになったら大変です。気に入った中学を諦めさせる…のもなんだか本末転倒ですしね。
また、見に行ってみると親自身が気に入る気に入らない学校は必ずありますので、もう一度言います。まずは親が徹底的に調べて下さい。(私の場合は「大切なお嬢様をお預かり致します」タイプのミッション系女子校の雰囲気がほとんどダメでした)
是非吟味した、その中のベスト3を子どもに1位から順に見せてあげて欲しいです。
「自分で決められる」といっても、まだ小学4年生。
世界に広がるさまざまな可能性については、何も知りません。
だからこそ、判断ができるように様々な学校をみせてあげて欲しいです。
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実際見に行って見よう 中学校
公立中学、公立中高一貫校、私立中高一貫校ではそれぞれ本当に空気が違います。
公立は近所ならではの、暖かい雰囲気、公立中高一貫校は選抜されながらも、勉強に特化したキリっとした雰囲気、私立中高一貫校はそれぞれのレベルに合わせた生徒に、さまざまな教育アプローチをする豊かな雰囲気。
実際学校に連れて行くと、子どもは本当に楽しそうに見学をします。
そして、この学校ではこんなことができるよ、ここではお友だちと一緒に通えるよ、ここにはこんな部活があるよ…など、説明をしましょう。
(学校説明会の内容は3年生、4年生には難しい場合が多いので、親が分かりやすく説明するのがベストです)
授業公開では、実際中学生が受けている授業の様子が見学できますし、オープンスクールでは、小学生がその学校の生徒になって様々な経験ができます。
実際の授業や部活に参加できる学校もあります。
↓文化祭については是非こちらのブログをご覧ください。
体育祭も学校によって様々なカラーがあるので、運動が大好きな子などは見に行くと楽しいです。
さまざまな学校を見せたあとは、もちろん現実も見せます。
中学受験をするのであれば、
・これからたくさん勉強があること、塾に行くこと。
・受験料、私立中学の授業料はこれだけかかるということ。
高校受験をするのであれば、
・内申点と受験があること。
・そのために中学からは塾に行く必要が出てくること。
(できれば内申点の仕組みも伝えられると、状況は見えやすいと思います)
公立高校で偏差値60以上の学校に入ろうとするのであれば、
都内42万867人の受験生の中で1万785人の中に入らなければならないこと(平成28年度 公立学校一覧 参照)
などです。
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中学受験をするのかしないのか 考える
前の章で書いた
「親が選んだベスト3の学校を、子どもに1位から順に見せてあげて欲しい」
これには大きな理由があります。
子どもにとって、最初に見た学校というのはとても印象に強く残るからです。
ですので、どうせ最初に見せるなら是非「オススメ第1位の学校」を見せてあげて下さい。
もちろん、子どもにフィットしない時もあります。
3年生と4年生では子どもの心成長も違うので、この2回くらいは見せてみてもいいのかもしれません。
その中でじっくり選んで、子どもに決めてもらいましょう。
公立中高一貫校や、私立中学の文化祭に行くと、必ずその学校の生徒たちが優しくしてくれます。
きっと彼らも、先輩たちに親切にしてもらったのでしょう。
本当に彼らは、子どもに対して丁寧に接してくれます。
娘は、ある学校で天文部の説明が面白かったらしく、3回もその部活の見学に行き、ずっとお兄さんお姉さん達の話を聞いていました。
親としては、せっかく文化祭に来たのだから他のところも回りたい…と思ったのですが、夢中になっていたのでそっとしておきました。
そのお姉さん達との体験が、娘の中に色濃く残り「どうしてもここに入りたい!」という、今の気持ちの1つになっているようです。
大学進学を考えるのであれば、かならずどこかで受験勉強はしなければならないのです。
是非ともじっくり考えて、お子さんと一緒に悩んであげて下さい。
そして、決めたのならブレることなく突き進んでいきましょう!
公立中高、私立中高一貫校のお金のことは、こちらの記事↓
こんな感じでつぶやいてます
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