教育

中学受験 小学校高学年 子どもとの関係に行き詰ったら読むオススメ本

中学受験 小学校高学年 子どもとの関係に行き詰ったら読むオススメ本

まだ小学生になりたての頃は、お話しをすればどんな親子関係もトラブルも解決ができました。

でも高学年の入り口、小学4年生になると…いろいろ親子の会話も上手く行かなくなります
しかも親として、ダメな声がけばかりする私

もう自分に嫌気がさしてきています。

それなので最近はいろいろな講演会に行ったり、本を読んだりして娘との関係を模索しているのですが、なかなかコレという方法が見つからず…。そんな時に読んだ本の中で、オススメできるものに出会えたのでご紹介します。

中学受験は親が9割 最新版 西村則康

 

塾ソムリエこと、中学受験のカリスマ 西村氏の本です。
中学受験をスタートする方にもオススメな一冊です。

前半5割の内容は、中学受験を始めるために必要な心構えや、塾の選び方、何歳から準備をするか…などが載っています。

そして後半の内容は、「これって私のこと?」というような、ダメな親の例がバンバン出てきます。
ぶっちゃけて言うと、読んでいて辛いです。

でも様々な本よりは具体的な解決策が載っていて、声かけの仕方なども明確なので、行動として取り組みしやすいです。

あとは、書籍編集者の目線でいうと文字の大きさも本を読みなれていない人でも読みやすく、1行の文字もそこまで多くないので、目で追いやすく集中力が途切れません。

忙しい人でもサクっと読める一冊だと思います。
実際読んでみて、4時間くらいで読み終わりました。

親の思い込みや、受験勉強が始まって親がやってしまいがちなことが沢山掲載されているので、悩んだ時は読んでみるといいと思います。

注目すべき点は、家庭教師の使い方がかなり細かく書かれているところ

小学6年生になったところで、追い込み時にどんなタイミングで使うのかなど、かなり分かりやすいです。
当たりの家庭教師を選ぶ13のチェックポイント」を見ながら、「家庭教師を選ぶ目的」をしっかり見定めて先生を選ぶことで、親としても中学受験の指針がはっきりします。

私も5年生の3学期に入ったら、ここの部分はもう一度読み直したいな…と考えています。
その他にも、鉛筆の持ち方や、ノートに向かう姿勢など、ついつい見落としがちなところもつぶさに書いてあるので分かりやすいです。

この本は高学年で親子の関わりに行き詰った時だけでなく、小学1年生になって中学受験を考え始めたら、是非読んでほしい一冊です。
小学1年生であれば、その後の中学受験をイメージして、3年生の1月の入塾テストに向けて何をしていくのかなども分かりやすいでしょう。

1年生から6年生1学期まで、幅広い年齢層に使えるので、中学受験の事で何か困ったら、4時間くらいこの本に割いてみてはいかがでしょう?

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中学受験 親のかかわり方大全  松島伸浩

高濱正伸さんで有名な花まるグループの中学受験部門、スクールFC代表の松島先生の本です。

私は、このタイトルに大いに惹かれました。
もうまさに、「親のかかわり方」をどうすればいいのか…に悩んで今回は書籍をいろいろと読んだのですから。

実は最初の方のページは、中学受験をしようかどうしようか迷っている人向けの内容ばかりで、塾に入った時の心構えなどが多く載っていました。

筆記用具は何を使ったらいいか、塾に行きたくないと言ったらどうしたらいいか、毎日の勉強を習慣づけるにはどうしたらいいかなどなど…かなりスタンダードな内容です。
それなので「準備期」と「4年生」の章は、今の私が欲しい内容ではありませんでした。

でも5年生からの内容は違いました。

親の否定的な声かけをどう変えていけばいいのか、子どもが答えを丸写しにした時というのはどういう心理状態で、どんな言葉かけからここに繋がってしまっているのか。

つい、親としては「答えを写した」という事実だけにフォーカスをしてしまい、それをおこしてしまった原因は安易に「問題を早く終わらせたいからかな」「分からないのを隠したかったのかしら?」とだけ考えて、自分のかけた言葉からそれが始まっているなんて、なかなか考えません。
少し頭をよぎったとしても、「いやいや答えを写した子どもをしかるのが先」と、自分の事は棚にあげます。

まぁつまり、私はそんな感じなのです。

こうした親と子の関わり方を説いている本の使い方としては、子どもとの関わり方を知る…ということよりも、まずは自分が親としてどういうところにいるのか…というのを知ることが一番大事な作業なのかもしれません。

この本では、そうした子どもとの具体的なやりとりの事例とともに、親が今どんな立ち位置にいるのか、なぜこうした言葉かけをしてしまうのか…ということを優しい調子で書かれています。

子どもとの関わりが上手くいかないな…と感じたら、怖がらずに読んでみるといいと思います。

本を読んで、こっそり反省して、子どもをいい方向に導けるよう、自分の立ち位置を確認できれば最高ですよね。

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(おまけ)セキ☆ララ中学受験―経験者だから描けた、ホントの中学受験&中高一貫校ライフ! 今日マチ子

最後に、子どもが読んでも面白い、中学受験本をご紹介します。
作者は「猫の猫村さん」の作者、今日マチ子さん。

作者のマチ子さん自身が、女子学院出身で、ご自身の受験体験記を描いている本です。
マチ子さんの体験記なので、情報は古いです。

それでも「JGというのは、やはりこういう個性的な人が受けるのだな…」ということがありありと分かり、女子学院の受験を考えるのであれば、イメージを深めるためにも読んでみてほしい1冊です。

実際の女子学院での学校生活も、今日マチ子さんが体験されたことを中心に描かれています。

本の内容後半には、その他の学校についても、実際にインタビューしたこと踏まえて、フィクション漫画にして掲載しています。
各中学に通っている子どもに直接取材をした内容を、少し脚色して載せているので、他の漫画よりも具体的で面白いのですが、学校のセレクトは独特です。

この本では、「中学受験ってどんな感じ?」というイメージを知りたいのであれば、十分知ることができると思います。

それにしても、今日マチ子さんが受験漫画を描くとは思わなかったので、本当にそこが意外で驚きました。

でも中身はやっぱり、今日マチ子さん流だったので、「猫の猫村さん」ファンの私はとても面白かったです。

他の受験本はセンセーショナルな内容が多いですが、「セキ☆ララ中学受験」は、今日マチ子調なので、全体的にマイルドです。
なので、お子さんが読んでもいいかなぁ…と思いました。

脅しすぎず、現実を見ることはできるので、お子さんと二人で読んでみることをオススメします。

中学受験で子どもとの関係に悩んだらとにかく内に溜め込まない!

おわりに
今回は中学受験を考える親が、子どもとの関わり方を悩んだ時に読む本を中心にご紹介しました。

どれもこれも耳が痛くなる話ばかりで、親として自分の未熟さを目の前に突き出され、辛い内容もありますが、この年になってくると「自分に厳しいことを言ってくれる環境」というのは皆無です。

私たち親は、別にどこかで研修を受けたわけでもなく、免許を持っているわけでもなく、ある日突然子どもができた日から親になります。未熟で当たり前なのです。

だからこそ、自分の中に溜め込むことをせず、本を読んで、講演会に行って、人に話して…そうやって子どもと良い関係が築けるように未熟さをカバーすればいいのだと思います。

中学受験という、子どもとの濃密な時間を3年かけて過ごすからこそ、親としての未熟なところが表面化するのでしょう。

せっかく煮詰めて、表面化したのだからこそ、こうした本を読んで少しでも自分を客観的に捉え、子どもと良い関係が築けるようにしたいと思います。

 

その外にも中学受験に悩んだら、こんな本もオススメ!
中学受験を考え始めたら、親が知っておいたほうがいいこと満載です。

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