はじめに
今年の6月、急に
と言い出したうちの旦那さん。
が私の返事、第一声でした。
それから何度も聞き流したものの、どうやら本気っぽい。
しかも熱くメリットデメリットについて説明をしてくるし(寝る間際とかに!)、だんだん聞くのも辛くなって来たので、条件つきでOKを出しました。
私は畑を手伝わない
以下 彼が何度も話したメリットとデメリット。
・土に触ることができる
・植物の成長を感じることができ、旬の野菜を収穫できる(食育)
・かえるに会えるかも(娘と私はかえる好き)
・週に1~2回畑に行かなければならない
・年間11万円かかる
このように、自分のパートナーに要求を通したいなら、寝る前に提案する…という技。
みなさんも是非使ってみて下さい(白目)。
さて、本題のシェア畑。
スペースとしては8㎡で、大体畳み一畳分くらいの広さです。
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手ぶらで行けるサポート付き貸し農園【シェア畑】
4畝(4列)ですが、夏には
ナス、ミニトマト、ピーマン、枝豆、レタス、
かぼちゃ、インゲン、きゅうり、ラディッシュ
を植えることが出来ました。
1家族で食べるには、十分な量が取れるので、「畑ってすごい!」と軽く感動します。
今回の「畑借りる」は温厚な彼にしては、唐突な話だったので、一応
と聞いてみました。
と答えはいたってシンプル。
まさか、これがあんなことの意味だったなんて…。
田舎へ帰ろう
去年お互いの父を亡くし、帰る田舎がなくなった私たち夫婦。
様々な「親孝行」という名の苦行はなくなったものの、一抹の寂しさがありました。
初めて畑についた日(結局畑に行ってる私)、彼がポツリとこんなことを。
「ここが俺たちの田舎みたいになったらいいなぁ」
その一言で、畑を借りた理由が腑に落ちた私。
あぁ、なるほど……。
たしかに、私たちにはそういう場所がなくなってしまったのよねぇ。と。
ふと見ると、娘はそんな私たちにおかまいなしに、ぴょこぴょこと畑を駆け回っていました。いつのまにか畑のおじさんと仲良くなり、きゅうりの収穫まではじめてるし…。
娘が本当に楽しそうなので、私もちょこっと畑が楽しくなり始めていました(←)。
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シェア畑での仕事と収穫できるもの
何度か畑に行くうちに、野菜の収穫が本格的に始まりました。
畑のスタートが6月ということもあり、最初はミニトマトときゅうりが採れる採れる…。
↓実際に畑で実ったトマト
特にきゅうりは、小さいきゅうりが1日であっというまに大きくなってしまい、何本もおばけきゅうりを収穫しました。
そんなおばけきゅうりも、農家のおじさんに料理を教わってやってみると美味しい!
「あらやだ、やっぱり畑楽しいかも」
と、まんまと旦那の策に落ちる私なのでした。
そして、いつもは野菜ぎらいなのに、畑の野菜だけはもりもり食べる娘。
「野菜も食べなさい!」
を言わないでいい日が来るなんて…。シェア畑…万歳!(←)。
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みんなで育てて、みんなで食べる【シェア畑】
畑での作業や収穫物などは?
楽しく美味しいシェア畑での仕事は主に
・雑草とり
・剪定(せんてい)
・土を作る
・虫駆除
・肥料、水やり
が中心の作業。
虫駆除は、最初だけ恐ろしかったものの大分なれてきました。
小学生の頃飼っていたカナブンが、野菜の天敵と知ったり、ミミズや蜘蛛を見かけると「どうぞ宜しくお願いいたします!」と敬礼しそうな勢いで見守るようになったりと、大分彼らとのお付き合いの仕方も変わりました。
そんな虫と共存する、畑。
無農薬ながらも収穫も豊富で、この冬までに収穫したものが以下です。
きゅうり、ナス、ピーマン、レタス
小松菜、オクラ、枝豆、ラディッシュ
ミニトマト、かぼちゃ、かぶ、大根
かなりの種類が採れました。
シェア畑で良かったこと
中には植えたけど、収穫できないものもありました。でも全ての種、苗などは畑に用意してあるので、年間使用料以外はほぼ何もかからず楽しめます。
通常の農園とはちがい、シェア畑はいろいろとサポートをしてくれるので、庭いじりもしたことのない初心者でも容易に野菜作りができました。(うちの旦那がそれ。庭いじりもしたことが無いと知って、本当に驚きました。)
娘も畑では大活躍で、収穫したり、剪定したり、土を掘り起こしたり。
最初は土に手が触れるのもいやがっていたのに、あっというまに用具の名前も覚えるまでになりました。
畑のおじさん(畑指導員)にも可愛がってもらい、いろいろおじさんが作った野菜をもらってきてくれるので、我が家的にも大助かり。
菜園アドバイザーが教えてくれる【シェア畑】
また、時々「芋煮会」「カレー会」などがあって、わいわいと知らない人と収穫を祝うこともでき、それも楽しかったです。
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娘の大きな成長、自然体験
秋になり、トンボが畑にたくさん飛ぶようになりました。
ひょろひょろになったオクラを支えるため、娘の背の高さほどの支柱が畑には沢山ささっており、その上には漏れなくトンボが止まっていました。まさに壮観。
私はつい懐かしくなり、トンボの目の前でくるくると指を回して、ヒョイと捕まえました。すると、娘の目がまんまるに…。
そして、
と、大さわぎし始めました。
娘にトンボの捕まえ方を教えながら、ふと思ったのは
ということ。
私は東京の暮らしが大好きだけど、やっぱり子どもの遊びからいろんなものを遠ざけてしまっているのかもしれない…と。
今回、旦那さんの突然の思い付きだったけど、畑を借りたことは本当に良かったのかもしれないなぁ…と思いました。
さてさて、娘にトンボの捕まえ方を教えたものの、「怖い…」と言って、なかなか手を出せない彼女。
何が怖いのか聞いてみると
とのこと。なので…
と教えると、もう一度捕まえる決心をしたようでした。
深呼吸をして、猫のようにそっと近づき、おそるおそるトンボの目の前で指をくるくると回す。
1匹目は逃げてしまいました。
2匹目。
息を殺してもう一度近づく。
そーっとそーっと近づいて、くるくるとトンボの前で指を回し、
パシッ。
娘はゆっくりと息を止めたままこちらを向くと、手には真っ赤なトンボ。
初めて捕まえたトンボに大興奮の娘。
と大はしゃぎしていました。
おわりに
トンボを1匹捕まえると、娘は次々にトンボを捕まえはじめ、あっというまに赤とんぼハンターになりました。
もう畑なんか目もくれず、トンボを捕まえては空に向かって放す。
と娘がパパを誘ったものの、なんだか歯切れの悪い答えをする旦那さん。
と声をかけると、またもやポツリと
……どおりで、虫の駆除は私まかせだったわけだ…。
と思ったものの、畑の帰り際に彼が
と熱く語られた時は、
「虫に触れないのに農家って…、しかもSEなのに農家へ転職って真逆…、いやそれよりも庭いじりもしたことないのに農家…、っていうか『農家をやってみたい』って言ってたのそっちの意味!!?」
とツコッミどころ満載すぎたけど
無言でニッコリ笑って黙殺しました。
私からは以上です。
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